※この先新作エロゲのネタバレがありますのでご注意ください。 
戯画のおなじみキスシリーズの新作「フユキス」

記録的な寒波により雪の降り続く街、ある一通の差出人不明のSMSから物語は始まる…といったあらすじです。

いちゃラブゲーをやる上で気になる主人公は気遣いのできる男という感じで、若干押しの弱さが見られる場面もありますが、ヘタレではないので不快感はないです。

ヒロインは3人(上級生、同級生、下級生)で全員冬にちなんだ名前となっています。

下級生の美冬は共通ルートの途中から主人公に対して軽くアピールを仕掛けてきています。
ネタバレになるので詳しくは語りませんが、告白シーンが印象的でした。
意外と嫉妬深かったり、献身的な面もある王道的な年下ヒロインと言えるでしょう。

上級生の柊香は学生会長でみんなから頼られる一方、周囲の理想を演じることに窮屈さを覚えていました。
交流を深める中で、主人公の優しさと自分を重ねて共感したり、二人きりのときは甘えてくるなどかわいい面も多かったです。
エピローグの内容とCG、これはずるいし最高の一言。

同級生の雪妃はこの作品の象徴とも言えるヒロインです。
自分的にはこの子のルートは一番最後にやるべきだと思います。他ルートにいけなくなる現象が起こりかねないので…。
引っ込み思案なところもあれば少し勢い任せの行動にでることがあったり…と見ていて飽きないヒロイン。
付き合い始めてからはスキンシップが一気に増えたり、話していると二人だけの空間を作り上げたりといちゃラブ適正が非常に高いです。
その日最初に会ったときはできる限りキスするようにしようと約束するって良いよね…って思うわけです。

このブログの方針としてネタバレになりそうな内容は極力控えるなので表面的なことばかりですが
いちゃラブ作品としてある程度の水準にまとまっている作品と思います。
日常シーンの量には少し物足りなさを感じましたが許容範囲でしょう。
多くの方の懸念であろうシリアスシーンは特にないです。

昔はいちゃラブ的に評価されることが少なかったキスシリーズですが、近年の作品は評価されるようになってきています。
この調子でキスシリーズをこれからも続けていって欲しいものです。